複雑化した現代社会では、一つの分野を究めるだけではなく、物事をあらゆる側面から思考できる人材の価値がますます高まっています。そんな時代において、生物、化学、工学、デザインの学域が一学部に共存する京都工芸繊維大学では、「隔たりのない学び」が新たなイノベーションを起こすと考えています。学部の壁を飛び越えた有機的な連携が育むのは、多様な専門的知見との出会いによって生まれる創造性です。また、京都という土地の伝統を大切にしながら、世界の研究機関との協働を活発化させるグローバルな実践的研究が進んでいます。ここでは本校が取り組む越境的なプロジェクトの象徴を、異なる組み合わせで起きるイノベーションの視点からご紹介します。
ART×SCIENCE(撮影:Juuke Schoorl)、TRADITION×INNOVATION(撮影:高野友実)