7月5日(土)に60周年記念館において、シンポジウム「結城紬と蚕業―無形文化財の保存?活用と展望」を開催しました。
このシンポジウムは、本学の前身校のひとつである京都蚕業講習所(1899年開校)以来、本学学内に蓄積されている蚕糸?繊維関係資料を網羅的に把握できるアーカイブを作成するプロジェクトの関連イベントとして企画されました。
シンポジウムでは、講師として、小島章氏(小島紬織物代表、本場結城紬技術保持会会長、伝統工芸士)、中野睦子氏(茨城県産業技術イノベーションセンター繊維高分子研究所繊維?紬グループ 主任研究員)をお招きし、無形文化財としての結城紬の現状と保存にかかわる問題点について講演いただき、また、文化庁文化財第一課文化財調査官の生田ゆき氏から、無形文化財の保存と伝承の現状を報告していただきました。来場した91名は熱心に聴き入り、大盛況のうちに終了しました。
当日の様子
【このページに関する問い合わせ先】
総務企画課広報係
TEL:075-724-7016
E-mail:koho[at]jim.kit.ac.jp(※[at]を@に変換してください)